違法ダウンロードとは何か?貴方が逮捕される可能性は・・

当たり前ですが、インターネットでは数え切れないほどのファイルがダウンロードできます。音楽、動画、ゲーム、写真・・・様々なコンテンツが安易に入手できるような時代になりました。

 

しかし、ファイルの種類によってはダウンロードしただけで違法になってしまうものがあることをご存知ですか?違法ダウンロードは皆さんが思っているよりも身近なところにあり、もう犯してしまっている可能性だって十分にあるのです。

 

この記事では、情報社会であるこのご時世には欠かせない知識として、違法ダウンロードとは何なのかをわかりやすく説明していきます。

違法ダウンロードとはなにか?

2012年10月に著作権法が改正され、違法ダウンロードが刑事罰の対象となりました。

著作権法第119条第3項の条文がこちら。

第30条第1項に定める私的使用の目的をもつて、有償著作物等(録音され、又は録画された著作物又は実演等(著作権又は著作隣接権の目的となつているものに限る。)であつて、有償で公衆に提供され、又は提示されているもの(その提供又は提示が著作権又は著作隣接権を侵害しないものに限る。)をいう。)の著作権又は著作隣接権を侵害する自動公衆送信(国外で行われる自動公衆送信であつて、国内で行われたとしたならば著作権又は著作隣接権の侵害となるべきものを含む。)を受信して行うデジタル方式の録音又は録画を、自らその事実を知りながら行つて著作権又は著作隣接権を侵害した者は、二年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

 

長いし難しそうなので読む気が起きませんね。ということで、簡単に言い換えてみるとこうなります。

「違法ダウンロードとは、インターネット上に違法にアップロードされている有償の映像または音楽を含むコンテンツを、違法であると知りながらダウンロードをする行為です。罰則は2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、最悪の場合はこの両方が課せられます。」

 

じゃあ、違法にアップロードされているコンテンツなんてどうやって見分けるの?と疑問に思っているあなたは、ひとまずご安心を。

その疑問を持っている時点で「違法であると知らなかった」ことになるため、過去に違法ダウンロードを気づかぬままにしていても、法的に問われることはありません。

 

しかし、故意に違法ダウンロードをして取り調べを受ける際に「知らなかった」と言うのは通用しないと思います。なぜなら、パソコン内のデータや履歴、プロバイダの記録を調べることにより、故意かどうかの見当はおおよそついてしまうからです。

 

また、違法か否かは「有償」と「無償」で区別するとわかりやすいかもしれません。例えば、販売されているCDや音楽データ、映画の映像などが該当します。特に日本では某団体が活発に動いているため音楽については特に厳しい傾向にあります。

 

ケースバイケースではありますが、「非公式で配布されている有料のコンテンツを、無料でダウンロードする行為」を避けて頂ければ間違って違法ダウンロードをしてしまう事はなくなると思います。

 

管理人
管理人

何をダウンロードするにせよ、少しでも「怪しいな」と思ったら止めておくのが一番ですね。

違法ダウンロードに該当する具体例

それでは、ダウンロードすると著作権侵害になってしまうものを具体的に説明していきましょう。

 

といっても条文が結構曖昧で、これはダメでこれはセーフという明確な決まりがないんです。よって、条文から読み取って自分で考えるしかありません。

 

ここで紹介するものが全てではありませんが、基本的に「ヤバイかもな」と少しでも思ったり、全く分からない場合はダウンロードしないほうが懸命だと思います。

市販の映像ソフト(DVD、Blue-rayなど)

DVDやBlu-rayなど、有償で販売されている動画のダウンロードは違法になります。アイドル等のライブDVDなどはインターネット上で多くやりとりされる傾向にあるので注意が必要です。また、DVDなどで販売されている映画の映像をダウンロードして逮捕されたというケースもあります。

 

ちなみに、DVDに収録されたことがあるテレビ番組もアウトです。普段はいちいちお金をかけなくても視聴できるテレビ番組ですが、映像ソフトで販売されたら扱いは市販の映像ソフトと同様になります。裏を返せば、DVD化されていないテレビ番組をダウンロードした場合は刑事罰が課せられない場合が多いと考えることもできます。

有償配信されている動画

DVDなどで映像ソフト化されていなくても、インターネット上でダウンロード販売・配信されている動画は、正規の配信者以外からダウンロードすると違法になることが殆どです。逆に考えれば、無償で配信されている動画はダウンロードしても違法にならないということですね。

有償で販売されている音楽

市販の音楽CDはもちろん、ダウンロード販売の音楽ファイルを無償でダウンロードする行為は違法です。ファイルが変換されて形式が変わっていても、音質が落とされていても同じく違法になります。

 

日本の音楽CDを違法にアップロードして広告収入を得ている海外サイトが最近多く見られるので要注意ですね。音楽に関しては日本では特に厳しく取り締まれているので、今後逮捕者が出る可能性も十分にありえます。

有償のゲーム

ゲームの中には映像と音楽のようなコンテンツを含むため、有償のゲームのダウンロードは違法になると考えることができます。海外ではゲームの海賊版(割れ)が多く出回っていて、問題になっています。

 

一時期マジコンというツールが流行りましたが、ゲームデータをダウンロードしてマジコンに読み込んで遊ぶのも同様に違法ということになります(自分でゲームデータを吸い出した場合を除く)。

ダウンロードしても違法にならないもの

それでは、違法ダウンロードになりそうでならないものを一部紹介しましょう。

 

犯罪ではないからといって、「じゃあダウンロードしていいんだ!」と思わないで下さいね。あとは貴方のモラル次第です。

 

管理人
管理人

法の改正により違法ダウンロードになってしまう可能性もありますからね。

漫画や本(画像ファイル)

違法ダウンロードに当たるのは音楽や動画だけなので、画像ファイルは合法というう扱いになります。同様にPDFファイルなどの画像が含まれた文書ファイルも違法ダウンロードには含まれません。

 

また、非合法的にブラウザで漫画が読めてしまうサイト(漫画村など)については、そもそもブラウザ上でダウンロードせずに閲覧しているだけなので違法にはなりません。

公式な動画やライブ配信(YouTube等)

動画共有サイトにおける、公式に公開されている動画やライブ配信は合法的なアップロードになるため、ダウンロードも違法にはなりません。しかし、たとえYouTubeでも非公式でアップロードされている動画はダウンロードすると違法になる可能性があります。この辺の見極めは十分に気をつける必要があるでしょう。

無償で配信されている音楽

音楽の違法ダウンロードが厳しく取り締まれているといっても、それは有償の場合のみ。中には無料配信しているアーティストもいるので、そういった場合の音楽ファイルは問題ありません。

動画や音楽の視聴(ストリーミング再生)はどうなの?

YouTubeやニコニコ動画等の動画共有サイトに違法アップロードされた動画や音楽を、ブラウザを用いて視聴するのも違法なのか?そう疑問に思う方もいると思います。

 

結論から言うと、この場合の視聴自体は違法ではありません

 

管理人
管理人

現在のYouTubeは違法にアップロードされた動画だらけなので、もし違法ならほとんどの人が該当してしまいますね..

 

こういう視聴はストリーミング再生と呼ばれるもので、ファイルをそのままダウンロードしないような仕組みになっているため、違法にはならないということなのです。

 

例外として、視聴の際にパソコン内に作られたキャッシュファイルを意図的に保存すると違法になります。何を言っているかさっぱり分からない方は基本的に大丈夫なのでご安心を。

違法ダウンロードはバレるのか?逮捕者は出たの?

違法ダウンロードをしている人が沢山いるということは紛れもない事実です。私の周りにも沢山いますし、日本全体で見たら数え切れないほどいるでしょう。

 

しかし、違法ダウンロードによる逮捕者が出たというケースは殆どありません。というか、私はそのような話を聞いたことがないです。逮捕者が出てニュースで報道されているのは違法にアップロードした場合がほとんど。バレるバレないの問題ではなく、逮捕される確立は非常に低いのが現状です。

なんで逮捕者が出ないの?

理由① 著作権法は親告罪

コンテンツの権利者が訴えない限り、罪に問われることはありません。実際、違法ダウンロードよりも違法アップロードを訴えるケースがほどんどで、ダウンロードを訴えると手間もコストもかかるのでそこまで突っ込んでくる権利者は少ないのです。

理由② やっている人が多すぎる

数えきれない程行われている違法ダウンロードを一つ一つ訴えていくというわけにはいかず、現状の著作権法では実用性が低いと言えるのです。

理由③ 証拠を押さえるのが難しい

違法ダウンロードで訴えるためにはその証拠を押さえる必要があるのですが、なかなか簡単にできるものではありません。
例えば、海外サーバーから違法ダウンロードした場合、その証拠は海外サーバーに残されています。しかし、日本と法律が違う海外にそういった情報を開示するよう求めても応じて貰えない場合が多いのです。

 

管理人
管理人

ダウンロードの違法化は、あまり機能していないのが現状なのですね。

結局違法アップロードが一番悪い

これは個人的な考えですが、違法ダウンロードが成立するのは違法アップロードがあるからだと思います(当たり前)。どう考えても違法アップロードを今以上に厳しく取り締まったほうが効率的です。

 

法的な見解も違います。ダウンロードはファイルの種類によっては違法にならない物もありますが、アップロードの方はファイルの種類に関わらず著作物をアップロードしただけで違法になってしまいます。どっちが重いかは一目瞭然ですよね。

 

罰則にだって大きな差があります。違法なアップロードをすると10年以下の懲役または1000万円以下の罰金、これは数字だけで考えると違法ダウンロードの5倍の罪の重さ。逮捕者だってどんどん出ているのが現状です。

 

違法アップロードがある限り、違法ダウンロードはなくなりません。有料のものが無料で手に入るのならば、誰だって手を出してしまいたくなるものです。せめて、知らずに違法ダウンロードをしている人に正しい情報を伝えられたらいいなと思っています。